行進訓練 飛行前点検 飛行前整列 ソロフライトテイクオフ 現在ソロで飛行中 もうすぐ着陸 飛行後ブリーフィング 航空機からの脱出訓練 水中からの脱出訓練 洋上漂流訓練 |
これは、おとなりの小月教育航空隊の行進訓練の写真です。毎朝8時に広場に整列し、堂々たる行進を見せますが、こうなるまでには毎日相当の練習が必要でしょう。201教育航空隊では飛行作業で忙しいため、午前中にフライトがあるときはこれは行いません。 |
毎日のフライト前には自分の搭乗する飛行機の点検をします。慣れないうちは時間がかかるし、手際も悪い。よって教官の暖かい(熱い)指導を受けることも・・・今日の立会い教官誰だっけ・・・ |
晴れてソロ検定(単独飛行をしてもよい技量に達したと教官が認めること。パイロットになるための第一関門。この関門を突破できずに涙を飲んだ学生がいかにいることか(T_T))に合格すると、となりに教官を乗せずに飛行します(学生互乗ともいう)。そのまえに、飛行当直教官から細部にわたってのブリーフィングを受けます。ここを乗りきれば晴れて大空に・・・・ |
いよいよ離陸。不安と期待で胸がいっぱい。心持ち不安そうなとなりの学生のことはとりあえず無視して、ゆうやく大空へ。大丈夫、君達の事はモーボの教官がしっかりと見守っているぞ。(だから悪いことはできないんだよ。だれだあカメラを隠し持っていた奴は。ああーん) |
赤いフンドシぶら下げて、そこのけそこのけおいらがとおる。天下無敵の学生さん、ああ、この気持ちを誰かに伝えたい(そういえば昔は純粋だったなあ、俺も) ええー皆様(いったい誰に言ってるんだ)右手下方に見えますのがかの有名な関門橋でございまーす。こらこら、機内で無駄口叩いているんじゃねーぞ。ICSとRADIOのボタン間違えると許さんぞ、ああーーん |
さて、ひととおり課目をこなして、ふと時計を見るともう帰りの時間、時間をオーバーすると鬼の○○教官に怒られる。さっさと帰ろうぜ。ハイここまでは順調、モーボの教官からも何も指示はこないし、今日の着陸はばっちり決めてやるぜとなりは同期だし、パワーもじゃんじゃん使ってやれ、こいつよりは俺のほうが着陸うまいしな。(左席の学生) こいつ、すげーへたくそ、もう二度と一緒に乗りたくねーや(右席の学生) |
さて、飛行後のいろいろな作業を終えて、最後に教官から今日のフライトの良かった点あればの話ですよや悪かった点きっと沢山あるんだろうなについてブリーフィングを受けます。そんなにごちゃごちゃ一辺に言われたっておいらのあたまにゃはいらねえよ |
もし飛行中にとんでもないトラブルが発生してどうしても飛行機を捨てなくちゃならなくなった時は、迷わず落下傘降下(ほんとかな)!。搭乗員はそんな「まさか」に備えてこういった訓練を行っています。 ちなみに、KM-2はすでに退役したものの再利用で、巨大扇風機として使っています。 |
これが恐怖のデッチング訓練。座席にシートベルトで固定された状態で強制的にプールに沈められる。回りの気泡が消えてからおもむろにベルトを開放し、プールサイドめがけて必死に泳ぐのだ。でもほんとにきついのはこの訓練の前に行う呼吸停止かもしれない。(映画「愛と青春の旅立ち」ではこれに似たような装置で訓練をする主人公が、なかなかできなくて悩んでたエピソードがあったような気が・・・) 実際、経験するまでは(人のを見てるうちは)とても怖そうですが、やってみると意外と簡単です。(ほんとかな) |
さて、落下傘、デッチングに続いて不幸な搭乗員を待ちうけているのは過酷な洋上漂流です。五体満足でこのような状態になったのも不幸中の幸い、こうなったら何としても生きて帰らん・・ ということを考えているのかどうかはわかりませんが、こういった訓練もやっています。 |